幕間(転職について)

みなさん

どうも9回目の登場

どすこいどさんこです。

 

今回は心理学とは別に私の体験・感想を整理してみます。

 

つまり、日記第2弾!!

 

言うても前回の幕間みたいなものではないけど( ´_ゝ`)ゞ

 

 

今回はコロナウィルスによって、外出自粛となり、外に出て新しいものを知ったわけではないんです。

コロナウィルスのことを話せるわけでもない。

なんなら、政治経済について論じられるわけでもない。

 

じゃあ、何について!?

 

んなもん、オレも知らんわ!?

 

思いついたまま書き出してるんだよ!

 

 

という茶番はここまでにしましょう( *´艸`)

 

2019年12月31日から今日までの間にイベント発生!!

 

退職・転職活動・引っ越し など

 

正直、時期的にはコロナが激被りなわけなので、思うところもたくさんありました。

 

 

今回は転職活動というのがメインテーマになるでしょうか。

 

転職活動についてアドバイスするというわけではなく、あくまで私の経験と年齢、職種、回数などから、個人的な想いを書いていくということです。

ですので、これが転職の全てというわけではないですし、もしかしたら私が知らないだけということも出てくるかもしれません。

 

要するに、学問的な話のない一人語りです*1ヶラヶラ

 

 

そもそも私の仕事は

 

臨床心理士公認心理師

 

という専門職なわけです。

かっこよく言うなら、プロフェッショナルです( •̀∀•́ ) ✧ドヤ

 

そんな専門的な職種ですので、一般の求人と比べても圧倒的に少ないです。

 

皆さんがイメージする心理カウンセラーというと、個室で向かい合わせに座り、悩みを話すものではないでしょうか。

かたちの上では実際にそのようなかたちで相談を進めていきます。

ただ、悩みと言っても千差万別ですし、話し方もひとそれぞれですので、優雅にとか、ブルジョワな感じで、とかはないですね(笑)

むしろ、ニーズに応えるためにも、色々な情報を集め、良いことも悪いことも上手に伝えていかなければならないので、気を張っています。

 

そんな仕事ではありますが、一般的な心理カウンセラーイメージでの求人ってどのくらいあると思いますか?

 

実は

 

地方になればなるほど、そのようなイメージでの仕事、求人はありません!?

 

近いものというか、皆さんが知っている可能性が高いものは

 

スクールカウンセラー(以下、SC)

 

になるでしょう。

SCは毎年各県で求人募集がかかります。ただ非正規雇用のため、任期というか、契約期間が多くのところは1年になるので、毎年更新する必要があるわけです。

給与もパートやアルバイトと同じで出勤した時間や日数に応じてになります。

 

その他としては

 

病院

大学の心理臨床センター

 

という場所での心理相談を行う仕事がイメージに近いものになるでしょうか。

面接室やマジックミラーのある部屋で、面接や療育をやったり、心理検査もやったりしますね。

 

公務員の心理職もあります。

 

児童心理司(児童相談所

心理判定員(発達支援センター、各障害者更生相談所)

家庭裁判所調査官(家庭裁判所

保護観察官家庭裁判所

法務教官(鑑別所)

 

以上のような場所での仕事があります。

基本、場所が場所なだけに専門性が重要視されます。

専門職とは言え、公務員という安定した職業は魅力的ですね。

児童相談所では、夜間相談員というものをしていた経験があります。

一時保護所で夕方以降に児童と関わり、宿直してましたけど、今考えるとなかなか大変な仕事やってましたわ*2ヶラヶラ

 

教育・研究ということを考えると

 

大学の教授、准教授

 

というのもあります。

いやらしい話ですが、おそらく給与が一番良い心理職というのは、大学教授になるんじゃないでしょうか。

現状、大学教授職になるためには、大学院の修士号を取得するだけではなれません。

その上の博士号というものを取得しない限りはなれないです。

仮に博士号を取得してもなれるとは限らない本当に狭き門の職種です。

 

最近では産業領域でも心理職は増えてきていますね。

社員支援プログラム=EAP(Employee Assistance Program)

というものを聞いたことがありますか。

メンタルヘルス問題への対応として、ストレスチェックが導入されて、Dr.や保健師が企業内のストレスチェックを行ったりしているものです。

この一環として、社員のカウンセリングを行ったり、職場内調整などを行ったりする職種が

 

産業カウンセラー

 

という職種になります。

うつ病適応障害などで休職してしまった社員の復職支援を行ったりもします。

 

福祉領域だとかなりの幅が広がりますね。

児童養護施設

地域包括支援センター

児童発達支援センター

児童相談所

 

最近だと

児童発達支援事業所

放課後等デイサービス

就労移行支援事業所

などの障害者・児の支援事業所があります。

 

個人的に特殊な職種になるのかなと思うのが、

 

治験コーディネイター

 

ですね。

治験って聞くと、ちょっと怪しいと思われるかもしれないですが、おおよその治験は安全性が担保されているものが多いかと思います。

仕事内容に軽く触れますと、

・どのような目的の薬を、どれだけの量、日数、時間帯をある程度指示して摂取してもらい、摂取の前後でどのような違いがあるかを見るという計画を説明する

・治験はチーム(Dr.、看護師、保健師など)で行いますので、そのマネジメントを行う

というのが、ざっくりとした説明になります。

 ※違ったらごめんなさい

 

もう一つ、ある意味では特殊な気がするものとして、

 

開業

 

というものがあります。

そのままの意味で、臨床心理士個人事業主として開業して、カウンセリングを中心に様々な業務に従事するかたちです。中には、法人格を得ている会社もあります。

 

私は長年、開業した臨床心理士の会社に勤めていましたので、割と幅広い分野での心理業務を経験させてもらいました。幅広いというか、全領域になるのではないかと思います。おそらく、これだけの幅広い心理業務に携わったことのある人は、ほとんどいないんじゃないかと思えるくらいです。

これだけの幅広い心理業務に携わったことがある人には、ほぼ会ったことがありません。どちらかというと、その領域専門で勤めるというのが一般的でしょう( ー̀ωー́)⁾⁾ウンウン

 

 

私自身の転職活動の話に戻りますが、経験を活かして同じようにできる職場、もしくは近い職場を探してみました。

 

が!?

 

やはりない(|||´Д`)

 

ということで、幅を広げて各分野で探してみました。

幅を広げて探せばあるもんですね。

前述した各分野の求人は大抵ありました。

 

どれが良いかなと探すのは、ちょっとワクワクして楽しかったです(*´ω`)

 

ただ、探せば探すほど

 

条件が良くない(; ̄ー ̄A

 

非正規いわゆる非常勤が多く、常勤を見つけても給与が恐ろしく低かったり、福利厚生について何も書かれていなかったり・・・・

 

社会的にはこれから必要とされるだろう職種だとは思いますが、現時点では待遇が良くないところがほとんどでした┐(´~`;)┌

 

もしかしたら、心理職を雇っても役に立たないと思われているのかもしれないですね( ´⊇`)

もしくは、心理職の使い方がわからず、どう扱ってよいかわからないから、給与も出せないということかもしれません。

 

 

いずれにせよ、ここで初めて自分が恵まれた環境で仕事に就けていたことに気づきました!?

 

最初の職場は紹介してもらって就けて、2つ目の職場は声を掛けてもらって就けた。

待遇としても悪くはない。

 

自慢というわけではないですよ。

むしろ、紹介で入ったりしてるので、自慢にもならないし(笑)

 

ただ、今回の転職活動では自分が置かれていた環境を改めて認識することができたのは、良くもあり、悪くもありという感じですね。

同時に、心理職の社会的な地位がまだまだ低いということがわかりました。

 

一般的に見て数値化するのが難しく、目に見えにくい、時間がかかる仕事ではあるので、これからどのように変わっていくんだろうと期待と不安がある仕事ですね。

 ※やり方によっては数値化も視覚化もできます

 

 

私自身は現在、児童発達支援・放課後等デイサービスにて、心理業務に携わっております。

『児童発達支援管理責任者』という資格を持っているので、管理職をやるのも良かったのですが、会社が専門性を理解してくださり、専門性を活かして貢献してほしいということで『心理職』として雇ってくれました。

前の会社でやっていたことが役に立ったんだな~としみじみ思いました(笑)

職務経歴書を見て、社長直々に仰ってくださいました)

 

公認心理師が誕生しましたが、今後、公認心理師臨床心理士が活躍していける職場としては、児童発達支援・放課後等デイサービスは狙い目になるのではないかと思っています。

 

転職活動の中で感じたこととして、地域性はありますが、療育を行う上での専門性はまだまだ持ち合わせていない事業所が多く、児童福祉に関する知識と経験があれば、心理学という専門性は活きてきます。

公認心理師の実習先としても、増えていく可能性は十分にあるでしょう。

 

具体的にどのようなお仕事をするかというと、

・療育の方法を伝える(指導員指導)

・保護者対応する(事業所内相談:カウンセリング)

・研修講師をする(心理教育)

・事例検討のファシリテーター(心理教育)

・対外的な連携が必要なケースに対して窓口になる(地域連携)

・事業所内の調整(マネジメント)

などなどです。

 

直接支援(療育)はできますが、少ないかと思います。

 ※あくまで私の場合です。

 

見立て、療育支援、心理教育、マネジメントは必須技能になるので、新卒の方には難易度が高い業務になるかと思います。

(どこの職場もそうなんですけどね( ✧Д✧) !!)

ただ、児童発達支援・放課後等デイサービスで活躍できるだけの実力を持っている心理士がいるところであれば、指導力のある方がいるでしょうから、新卒の方でも教わりながら研鑽できるでしょう。

一人職場(専門職として)になることが多い仕事ですから、間違ったことを伝えるのも憚られます。後々、専門職を増やしたい、仲間を増やしたいと思っても、その心理職が結果を残せないと次がないということもあるでしょう。

 

どの分野・領域でも

 

『見立てができて、支援ができる』

 

という専門性(再現性のある支援の見本ができる)が必須でしょうから、心理士としての力を身に付け、企業人としてのビジネスマナー、他職種や非専門職の方々との連携など、社会の中で心理士が活躍するための要素がたくさんあると思います。

 

 

児童発達支援・放課後等デイサービスはまだまだ始まったばかりの福祉サービスなので、知らない方もいるでしょう。

心理学を学ぶ人でも知らない人はいます。

 

認知度が低いところで働くなんてどうだろうと思うかもしれません。

厳しいことを言いますが、知らないから

 

活躍できない!

勉強できない!

 

など、思う方もいるかもしれませんが、児童発達支援・放課後等デイサービスで活躍できない心理士は、どこの職場に就いても、それほどの活躍はできないでしょうし、カウンセリングも難しいと思います。

 

ある意味では、心理士に必要な根本的な要素が詰まっている職場ですから。

 

 

あくまで個人的に、転職活動をして思ったことを書いたので賛否両論はあるとは思いますが、現職、前職での知識と経験から感じたことを書き綴ってみました。

 

児童発達支援・放課後等デイサービスで心理士が何をしているか、できるのかはいずれ本編の中で整理していこうと思います。

*1:´∀`*

*2:´∀`*