子どもの発達第2弾 学童期編

みなさん

どうも8度目の登場

どすこいどさんこです。

 

2月末から転職活動を始めることになり、3月は慌ただしく全くブログに手を付けられませんでした へ(×_×;)へ

 

無事、転職先が決まったのですが、コロナウィルスの蔓延と引っ越し作業で、さらに手を付けられませんでした。

 

今は不要不急の外出を控えるということで、転職先での仕事が本格的に動くことが少なく、時間ができたので整理したかったことを少しずつ書き出し始めることができました。

 

皆さんの地域は如何ですか?

 

予防してもし足りないくらいの状況で、学校も一斉休校となり、外出を控えていると思います。

 

さらには、お店の休業要請が掛かってこの先の生活をどうしようと頭を抱えてしまう方もいるかもしれません。

 

ストレスフルで大変な毎日を過ごされていることでしょう。

 

私も外出自粛して、趣味に興じられず、ちょっと気持ちが滅入っています( ´⊇`)

 

ただ、医療従事者の方々、身近な人たちに迷惑をかけないためにも、移さない、移らないようにすることが唯一できることなのかなと思って、自分にできることをしようと努めています。

 

当たり前のように過ごしていた毎日が恋しいですね。

 

早く終息してくれることを願うばかりです。

 

 

 

そんな少し時間ができた状況なので、

 

『知識の再確認』

 

今回は子どもの成長について第2弾ということで整理してみます。

 

前回は0~6歳までを大まかに整理しました。

と言っても、解説しただけのような気もしますが(^ー^;A

 

今回は6歳以降(学童期)について整理してみようと思います。

 

子どもたちが初めて学生になる時期としては、一般的に考えると小学校ですね。

保育園・幼稚園とは違って、集団行動がより形作られた中に入っていきます。

 

早速、余談になりますが、

『保育園』と『幼稚園』

実は根本的に違うって知ってました?

 

それぞれ子どもが成長するために必要な場所ではあるんですが、

『保育』と『教育』

という分野の違い、依拠する法律の違いというのがあるんです。

 

保育士、幼稚園教諭の方々からすると、当たり前だし、それぞれが連綿と続いてきた専門性と自負があると思うので、今更感があると思います。

ただ、どれだけの人がこのことを知っているかという意味で軽く触れておきます。

 

 

保育園

幼稚園

管轄

厚生労働省

文部科学省

法令

児童福祉法

学校教育法

対象

0歳~小学校入学まで

満3歳~小学校入学まで

編成

特に規定はない

同一年齢で学級編成をする

ねらい

幼児の発達の側面から「健康」「人間関係」「環境」「音楽」「表現」の5領域と生命の保持および情緒の安定

幼児の発達の側面から「健康」「人間関係」「環境」「音楽」「表現」の5領域

1日の時間・休業

8時間を原則とする

長期休業はなし

4時間を標準とする

夏休み、春休み等の長期休業あり

 

 

それぞれの依拠する理論や学問は違いますが、両方とも児童の発達を促すことと、集団を扱うという点は同じです。両方とも小学校に上がったときの適応を意識してくれています。

 

少し集団適応を意識した状態から、小学校に上がってくるので、割とスムーズに入っていきやすくなります。

 

本筋に戻りますが、小学校入学からは集団行動を中心に個々人での様々な学習(社会的スキル、教科、ストレス対処など)を進めていきます。

 

様々な場面、集団でどのような言動がふさわしいかを教わり、実践・訓練していくのです。

それを何度も何度も毎日のように行い、習慣化させることで社会的スキルという「社会性」が身についていくというわけです。

 

これは小学校で完結するものではなく、小学校から始まります。

 

そんな大枠を踏まえて、小学校での発達について整理していきましょう。

 

【低学年(7~8歳)】

入学してからは集団での活動が増えていきます。クラス編成され、保育園や幼稚園の比ではない人たちの数と関わっていくわけです。

 

小学校からは、本格的に教科学習が始まります。

集団行動、教科学習などを学校が担っていくわけです。

 

では、親は何を担うのか?

学校に任せていれば良いのか?

 

モデリングの対象になる!

 

ということです。

 

モデリングとは、模倣や同一視といった概念を包括するものであり、他者の行動やその結果をモデル(手本)として観察することにより、観察者の行動に変化が生ずる現象のことをバンデューラ(Bandura)が提唱したものです。

平たく言うと「子が親の言動を真似る」ということです(`-ω-´)✧

 

親が子の宿題の面倒を見たりするのも習慣形成になるのですが、

 

勉強しなさい!!

宿題やったの!?

 

などと言ってもなかなか取り組まない子が多いと思います。

 

親がやっていないことを子どもはやろうとしません。

逆に、親がやっていることは真似します。

 

ですので、子どもが宿題をやり始める時間帯に、目の前で本を読んだり、自分の興味あることなどでも良いので、勉強する姿勢を見せてあげることによって、モデリングしてもらうわけです。

 

蛇足ですが、2~4歳くらいの子を見て

 

えっ!?いつの間に覚えたの?

 

と思うことが多くありませんでしたか。

 

夫(妻)と同じことしてると思うことはありませんでしたか。

これは、この時期からモデリングが始まっており、身近なモデル(手本)が親だからです。

 

知っている人からすると、逆説的に親が日常どのような言動をしているかを推測できてしまうんです。

 

ちょっと怖いと思うかもしれませんが、子どもは善悪関係なく、見たものを真似することによって、言葉や行動を獲得して成長の足掛かりとします。

 

 

小学校に上がると、同年代の集団ですので、同じような価値観を持っている子を見て、他の子がやっていることに興味を持って真似することで成長・発達していきます。

 

ただ、よく考えてください。

 

学校にいる時間帯が長くなり、親と接する時間は以前よりも減りますが、それでも24時間の中では親との関わりが多いです。一番のお手本となるのは親なのです。

 

ですので、習慣形成を確実なものにしていくためにも、親がお手本となることが子どもたちの成長・発達となっていきます。

 

【中学年(9~10歳)】

『10歳の壁』

と言われる発達的な特徴を迎えます。ピアジェ(Piaget)の発生的認識論(認知発達)という発達段階の具体的操作期と形式的操作期と言われる段階の狭間と言えるでしょう。

 

これは具体的な思考から抽象的な思考に脳の構造がシフトしていくということになります。

  ※正確に言うと若干ズレますが、説明概念としてはわかりが良いです。

 

低学年くらいまでは目の前で見たものが全てというような単純な思考が多いです。そのため、二次元的な想像力であったり、具体的なものごとでしか判断できないことが多いです。

例えば、

絵を描いてもらうと上から見たような潰れたテーブルやイス

を描きます。

 

それが、10歳前後になると保存の概念が身に付くようになり、客観性のある思考に移っていきます。

脱中心化と言って、これまでは自己を中心とした目の前のもののみの捉え方だったのが、頭の中で情報を保存して、比較するようになります。

つまり、抽象的な思考力を身に付け始め、三次元的な想像力を持ち、概念という抽象的なものごとの判断ができるようになってくるのです。

先ほどの例で言えば、

絵を描いてもらうと奥行きのあるかたちでテーブルやイスが描け、見えない部分をイメージ

して描けます。

だから、小学校4年生の算数で立方体などの三次元の図形理解が出てくるのです。

 

この『10歳の壁』も個人差があります。一般的には10歳で多くの子どもが到達する発達段階なのですが、知的・発達に何らかの問題がある場合には超えるのに時間がかかります。中には超えられずに大人になっていく人も少なからずいます(私は実際に会ったことがあります)。

 

このような脳の構造の変化が起こるため、子どもたちにとって大きな通過点となります。というのも、抽象的な思考力が持てるようになるということは、頭の中でイメージを操作できるようになり、他者との比較が行われるようになるんです。

 

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 ※年齢に関してはズレがありますが、これはあくまで目安です。

 

 

そして、もう一つ大事なのは

『集団形成』

です。

 

中学年~高学年にかけて、徒党を組んで、仲間と一緒に行動し始めます。

親の目の届かないところでちょっとした悪さをしたりします。

進入禁止のところに入り込んでみたり、木になっている柿を盗み食いしてみたり、ピンポンダッシュしてみたり(*`艸´)ウシシシ

もちろん、悪さをすだけではありません。

関係性の強いグループを作り、その中での役割を見出したり、意見交換(議論、ケンカなど) をしたりして、グループにおける個人の在り方を模索します。

 

こう話していると「あれっ?なんか見たことある?聞いたことある?」ってなりませんか。

皆さんの記憶・経験としてあるかと思いますが、国民的アニメでいつも繰り返されているんですよ。

 

サザエさん

ちびまる子ちゃん

 

などです。

カツオとまる子がいつもやらかして怒られますよねꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)

二人がやっているちょっとした悪さというのを、仲間たちとやったりしていきます。

私もこの年代に、色々とやらかして、親や近所の人に怒られたりしたものです( ˘•ω•˘ )

ですが、このちょっとした悪さをして怒られるということが社会性を育ててくれました。

 

ただ残念なのは、今日ではこのような光景も見られなくなりました。

カミナリおじさん、お節介おばさんなどと言われたりもしましたが、そのように子どもを叱ると、親が出てきて「虐待だ!」「ハラスメントだ!」「訴訟だ!」などと言います。

 

その結果、子どもが悪い意味でモデリングしてしまうんです。

 

我が子可愛さは良いのですが、悪いものは悪いと叱られなければ、悪いことをしても親がやった対処を真似すれば良いと勘違いして育ち、反省することができません。

 

もちろん、親が出るべき場面もあるとは思いますが、基本的には子どもたち自身、同士で解決する努力とそれに伴う結果を体験できなければ、責任能力は身に付きません。

何かあるごとに親を頼ってたら、スネ夫のように「ママーー!!」と言って自己解決能力は育たないのです。

 

この年代から、親は直接手をかけずに見守って、立ち往生していたら声をかけてあげるというスタンスが大事になります。

 

そして、このスタンスは思春期に入った時に親が身に付けていなければならない親の在り方でもあるんです。

詳しくは、思春期の発達について整理した際にお伝えします。

 

【高学年(11~12歳)】

高学年になると抽象的な思考がより強くできるようになりますので、形式的操作期と言われる段階に入ります。

 

例えば、

「太郎は花子より背が高く、花子は文太より背が高いとしたら、身長がいちばん高いのは誰かな?」

と聞くと、具体的操作期の子どもは絵に描いたりしないとわからないことが多いですが、形式的操作期の子どもは頭の中でイメージして比較して考えることができます。

 

故に、自分と他者を比較することで劣等感を抱きやすくなる時期でもあります。

 

そして、小学校の年代全体(特に高学年)を通して、

「夢を拡げてあげる」

ことが重要になります。夢の拡大とも言えます。

 

当たり前でしょ!?

 

と言われるかもしれませんが、小学生にとってはこれが大きなモチベーションであり、思春期に向けての準備ともなるわけです。

 

夢に向かって努力するということが楽しいものだし、できることが増えるということが嬉しいものであり、これらが自己肯定感という自分自身を支えてくれる動力源となるわけです。

 

夢は一つに限らなくて良いんですよ。

たくさんの夢を見させてあげる、夢を拡げてあげるということが成長・発達を促してくれます。

そして、夢の拡大があるからこそ、思春期に迎える様々なことに立ち向かえて、自立に向けて一歩ずつ進んでいけるようになっていきます。

 

小学生の時期を学童期と呼びますが、この時期が社会と自分が密接なものであることを教えてくれる最初の時期になるでしょう。

 

早い子どもだと小学校高学年から思春期は始まりますが、本当の意味での思春期は中学生からになりますので、思春期以降については次回整理していこうと思います。

 

 

こうやって整理していると、自分の小学校の頃を思い出し、恥ずかしくもあり、今だから学問的知識と結びついたり、理解できたりすることも多いですね。

  

今回は自分的に面白いことを書けなかった気がして、少し悔しいです⁝( `ᾥ ´  )⁝

 

以前は面白いこと書けてたのかよ!?

 

と言われると怪しいですが(ー_ー;)

 

思春期はもっと膨大な情報量になる可能性が高いので、何かしらのネタをぶっ込めるか心配ですが、少しでも面白く書きたいと思っています!

 

思っています・・・

思っている・・・

思いたい・・・

 

思春期、中学生以降については、また次回整理してお伝えしていきますね。

 

 

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もよろしくお願いします。