心理専門職の資格

みなさん

どうも2度目ましての登場

どすこいどさんこです。

 

11月 霜月

霜が降りる月と言われたり、言われなかったり……

 

そう!?

 

もう年末ですね。

数年以上、平日固定休みで動いていると世間様の動きに疎くなってしまい、もうすぐ年明けということを忘れてしまいます。

感じることが寒いということぐらいでしょうか(笑)

 

変化がないと人間停滞してしまうというのを実感してしまいます。

 

さて、

前回のブログでも挙げたように

『知識の再確認』

ということで今回は心理学に関する資格について整理してみます!

 

まず、心理学の専門資格というのは、これまで民間資格しかありませんでした!

極端に言えば、誰でも心理カウンセラー、心理相談員など名乗れる状況だったんです。

そんな状況で

公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会

が“心理専門職の証”として資格を定めました。

 

臨床心理士

 

です。

 

この資格は

・指定大学院(第1種指定校、第2種指定校)を修了

専門職大学院を修了

・医師免許取得者で、取得後、心理臨床経験を2年以上有する者

・諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴があり、修了後の日本国内における心理臨床経験2年以上を有する者

 

以上の内、いずれかの条件を満たすことで「受験資格」を得られるハードルの高い心理専門職の資格になります。

カウンセリングに必要な専門的知識と専門的スキルを身に付けていなければならないわけです。

 

大学院修了がほぼ必須という意味では、まぁ、お金がかかる資格です

 

 

私は大学院に行きたいと言ったら、親に

 

「騙された!?」

<何が!?>

「就職するんじゃなかったのか?」

<就職したいから行きたいんだけど>

「騙された!?」

<だから何が!?>

 

という不毛なやり取りがあったりなかったり( ̄0 ̄;)

 

余談は置いといて、

最近になり、心理専門職としての法律が施行され、心理専門職としての国家資格が誕生しました。

 

公認心理師

 

です。

 

この資格は

①大学および大学院で必要な知識と技能を身につけ修了していること

②大学で必要な知識と技能を身につけ卒業し、定められた施設で2年以上の実務を経験していること

③①・②と同等程度の知識と技能を習得していると文部科学大臣厚生労働大臣に認められること

 

以上のいずれかの条件を満たすことで「受験資格」が得られます。

こちらも『臨床心理士』同様ハードルは高いですね。

 

ただ、公認心理師については現在、移行期間となっており、特例措置が実施されています。

移行期間は5年間となっています。

公認心理師法が施行されて2年が経過しましたので、残り3年となります。

特例措置の対象とされるのは

・指定大学院を修了していること

・大学卒業後、定められた施設で2年以上の実務を経験していること

・心理臨床業務を生業として、文部科学大臣厚生労働大臣指定の現認者講習を受け、定められた施設で5年以上の実務を経験していること

という条件が課されています。

 

 

臨床心理士』、『公認心理師』共に心理の専門職ということで、レベルの高い知識とスキルが求められています。

 

インターネットで情報をすぐに手に入れられるようになり、精神疾患発達障害の特徴や診断条件などがすぐに手に入るようになりました。

 

ストレス社会と言われるようになり、企業でもメンタルヘルス向上ということでストレスマネジメントの重要性が囁かれています。

 

 

教育、福祉、医療、産業、司法など、様々な分野での活躍を期待される心理の専門職ですので、幅広い知識と専門性が必要になります。

それ故に、ハードルが高くなっているわけです。

 

 

活躍を期待されながら、現場に出ると役に立たないと言われることもある仕事です。

私も仕事の都合上、様々な現場で「あのカウンセラーは役に立たない」、「前のカウンセラーはすごく良かった」など、カウンセラーに対する賛否両論を聞かされることが多いです。内心<私もカウンセラーなんですけど・・・>なんて複雑な心境ですよね。

 

10年以上もこの仕事やってると、裏話なんてたくさん聞きますし、現場でも色々な話を耳にしますよね(;^_^A

 

ただ、専門職というのは『一生勉強』であり、常に向上心を持って向き合わなければならない仕事なんだと責任を感じます。

 

専門職に限らず、どの仕事も同じかもしれないですが。

 

 

いずれにせよ、一般の方々からすると心理の専門職って何だ?と思われることが多いと思います。

心理カウンセラー、心理相談員って何?と思われる方もいらっしゃると思います。

心理の専門家というのは曖昧模糊なものではなく、医師や看護師、弁護士などの専門家=スペシャリストと同じように資格が存在しているのです。

 

今回は資格について整理してみました。

 

 

ちなみに、カウンセラーって何者?という認識もあるかと思いますので簡潔にお伝えすると

 

『日常生活で生じる問題で困っている方々を心理学に基づき支援する人』

 

となります。

 

まずは少しでも『臨床心理士』『公認心理師』を知ってもらえるとありがたいです。

知られてないだけで意外と近くにいる専門職だったりもします。

 

どんな仕事なの?

どこにいるの?

などの疑問もあるかと思いますが、それは今後お伝えしていこうと思います。

 

もし、心理職の資格に興味を持った人がいましたら、

私も所属している

 

『公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会』

 

のHPをご参照ください。

 

今後ともよろしくお願いします。